九月に降る風

九月に降る風

1997年夏。舞台は台湾の竹東高校。
いつもつるんで悪さをしては教官室に呼び出されるトラブルメイカーの7人の男子学生たち。なかでもハンサムで女にモテて絶対なリーダーシップでみんなをまとめるイェンと、イェンを陰ながら支える優等生のタンの中にあることで亀裂が生まれ、仲間たちの関係はギクシャクしていく。そして彼らにはまだ若すぎる大きな事件が。。。
→「九月に降る風」オフィシャルサイト


「九月に降る風」 映画予告

7人の不良高校生グループと2人の女子学生の友情と恋愛を描いた青春物語。
同じアジアながら、愛情や友情表現が異なる文化の映画を観ると、
日本人であるということにいろいろと考えさせられます。

九月、というのは台湾では卒業の季節。
いままでずっと一緒で変わることのない毎日に終わりがあるんだと気付いていく。
それに気付いた瞬間に何かが変わってしまう。
何か自分の若い頃のアルバムをめくって思い出を揺さぶられるような、
胸の奥をくすぐられる映画でした。

台湾映画、好きですねぇ。
特にこういった青春ものは、日本人よりずっとピュアな感情で相手にぶつかっていくので、
時に恥ずかしくもあるけれど、心が洗われることもあるし、
日本人は汚れてしまったというか、ヘンに賢くなってしまったというか、
そんな悲しさも感じてしまいます。
そういえば、「花より男子」は初めて知ったのが台湾映画で、
その世界にすっかりハマッて観ていました。

あと、俳優さんたちを全く知らないので、
キャラクターに先入観を持たずに観られるというのがいいのかも。
特に青春ものは、俳優さんの持つその時の空気感で決まってしまうところがあるので、
観る側にもいかに色眼鏡をかけないで観るということも問われてくるわけです。

RELEASE INFO
九月に降る風
九月に降る風
出演:リディアン・ヴォーン ,チャン・チエ
監督:トム・リン
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